青凍(1960)
畦地梅太郎の作品の中でも、自身の内に秘めた鋭さが表れている作品です。約70×45センチとかなり大きくダイナミックな作品となっています。畦地自身は、この作品の制作当時のテレピのインタビューの中で、自分が好きになった青い色で、山の大気で凍っている氷の青さを表現し、絵の中央にある点々は、自身が歩いたアイゼンの跡であると述べています。
凍土(1961)
青凍とほぼ同時期に作られた作品で、青凍と対をなすような作品となっています。畦地梅太郎自身は、冬山登山の経験は少なかったのですが、数少ない経験の中から感じたことを描いた作品だと思われます。