枯木のいさかい(1980)
山林での大規模な伐採や、手入れが行き届かずに山が荒れていくことが問題となった時代に制作された作品です。山の自然に対する想いが込められた作品といえるでしょう。
火の山におどろく(1980)
1980年に畦地梅太郎は、火の山をテーマにして、いくつかの作品を制作しています。1979年に御嶽山で大規模な噴火があったのですが、そのことが題材となったのだと思われます。
火の山の思案(1980)
らいちょうを抱きかかえた山男は、遠くの火の山を見ながら何かを思っています。山へのあこがれかもしれませんし、山へのおそれかもしれません。
火の山の親子(1980)
火の山を背に大事に子供を抱きかかえる山男が描かれています。子供の様子を案じる山男の目が印象的です。
火の山の人たち(1980)
火の山を背に人々が何かを語り合っているように見えます。煙を吐く山のこれからを案じているようです。火の山とそのふもとにいる人々が対照的に描かれています。